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厳冬期硫黄岳 稲子湯~本沢温泉泊

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登山
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2月1日 厳冬期・八ヶ岳の硫黄岳

ルートは稲子湯~本沢温泉~夏沢峠~硫黄岳~夏沢峠~本沢温泉(泊)
本沢温泉~稲子湯(しらびそ小屋経由)

稲子湯から少し林道を上がった みどり池入口(稲子湯唐沢登山口)に15台程度停められるスペースがあります。
今回はそこに停めました。
稲子湯の駐車場は1日300円でトイレあり。
稲子湯唐沢登山口の駐車場は無料で、トイレはありません。

登山口までの林道のコンディションは、ところどころ凍結で、上の方は凍結部分に砂が撒いてありました。
砂が撒かれていないところもあるので、スタッドレスタイヤは必須です。
乾いてアスファルトが出ているところが大部分です。

この辺りは気温が低いので、ノーマルタイヤでは不可能です。

登山道入口は分かりやすく表示があります。
登山届のポストも設置してあります。

凍結があるものの、雪のコンディションは良かったです。

しらびそ小屋からの景色は開けていて綺麗です。

朝は10時前の早めの時間に本沢温泉に到着しましたが、受付を出来るか聞いてみたらOKとの事で、受付をさせてもらい、泊り用の余計な荷物と予備の水をデポして硫黄岳に向かいました。

天気が良くて、樹林帯はほぼ無風。
しかし気温は-10℃前後と低いので、きちんとした装備は必要です。

雪のコンディションが良かったため、登山口から夏沢峠まではノーアイゼンで大丈夫でした。(但し自分の技量に合わせて足元の装備は判断してください)

霧氷もとても美しい。

夏沢峠までは風はほとんどありませんでしたが、稜線はそうは行かないと思われたので、夏沢峠で装備を整えます。
アイゼンを装着し、ピッケルを持ち、バラグラバ・ニット帽・フードを被り、服のファスナーも上まで上げて整えます。

樹林帯を抜けると、美しい絶景が待っていました。

蓼科山と西天狗・東天狗です。

赤岳がかっこいい。

爆風とまでは行かないものの、風は強めで絶えず吹き続けています。
ここは風が無い方が珍しいので、風は強いとの覚悟で行く場所です。

山頂には長くは居られないので、写真を撮ったら早々と退散です。

本沢温泉の入浴時間に間に合うように急いで下山しました(笑)

本沢温泉は3つの温泉があります。
①内湯は冬期は営業無し。
②石楠花の湯は小屋から歩いて1分ぐらいの別棟になっています。
③もう一つは小屋から5分ぐらい歩いたところにある野天風呂です。(おそらく硫黄泉)
ここは着替える場所は無く、囲いもない完全な野天で混浴です。
登山道からも見えます。
水着を着ても良いとの事ですが、冬はかなり厳しいですね。
男性の方は入られていたようです。

石楠花の湯は風呂場が1か所の構造で、時間帯によって男女別または混浴になります。

浴槽は2層に分かれていてそんなに広くは無いですが、深めです。
80センチぐらいあるかも。
そしてかなりのあつ湯です。
私はあつ湯好きですが、それでも熱いと感じました。
10ぐらいが限界ですが、冷えた体がとても温まりました。

お部屋は予約時に「大部屋は団体が入っているので個室が良いと思います。+1000円なので大丈夫ですか?」と案内され、もちろん個室をお願いしました。

ラッキーなことに、ストーブの目の前のお部屋。
部屋を暖めたくて、しばらく戸を開けていました。

部屋にはストーブは無いですが、湯たんぽのようなものが置かれていました。
これがとても暖かかった。
中はお湯では無いようで、朝まで冷めずにずっと暖かかったです。

夕飯はおでんがメインでした。
土鍋にテーブル8人分がドーンと入っていて、取り分けて頂きました。
7種ぐらいありました。
味が染みていて美味しかった。

朝食は普通な感じの朝食でしたが、野沢菜漬けがとても美味しかったです。

売店の様子

お水は100円
お湯は150円
お茶は200円
各500mlの料金です。

注意書き
消灯20:00
野天風呂は日の出から日没まで
内湯(冬期閉鎖)は24時間利用可(消灯後はライト持参)
お部屋は火気厳禁
小屋購入以外のごみはお持ち帰りください
チェックアウトは8:00(以降のトイレ・お風呂は通常料金)

火気厳禁やごみの持ち帰りは当たり前の事ですが、書かないとやっちゃう人がいるんですよね。残念なことに。
たぶん書いてもやっちゃう人はいるでしょう。

厳冬期登山の必需品の貼るカイロ。
靴下の上に貼るタイプと、手首サポーターを利用して手首に貼るカイロを利用していますが、小屋の中も中々の寒さなので、あった方が良いです。
特に、トイレは小屋内とはいえ、ほぼ外と同じ気温なので、足元は小屋のスリッパだけでは冷えます。(私はフリーススリッパ持参です)

翌日も快晴。
余力があれば、本沢温泉から夏沢峠経由で東天狗~中山峠~稲子湯と回ろうと思っていたのですが、荷物が12㎏もあり(スノーシューなども持参したので)疲れてしまったので、本沢温泉からそのまま下山しました。

登山届にもそのように書いておきました。(疲労があった場合はそのまま下山すると)

樹林帯を歩いていても、八ヶ岳ブルーは美しいです。

しらびそ小屋のところでは、5匹以上のリス達が遊びまわっていました。
鳥と一緒に遊んでいました。

行きの登り中に、「しらびそ小屋からの下山時はチェーンスパイクが良さそう」と思い、チェーンスパイクで降りました。
やはり、ここはアイゼンよりもチェーンスパイクの方が正解です。
上の方では雪は締まっていて歩きやすいですが、
下の方は、一度雨で溶けた雪が気温低下で凍り、その上に再び雪が積もった状態で、雪の下に氷がある状態でした。
急坂でなく、そのような場所では、チェーンスパイクが一番歩きやすいです。

厳冬期は荷物が重くなってしまいます。
今回は12㎏。
普段の装備に加え
スノーシューやアイゼン、ピッケル、チェーンスパイク、ビーコン、予備の防寒具や電池も寒いと消耗が早めになるので予備も多めに必要。
普段から鍛えておかないときついですね。

この厳冬期でもテン泊の人達がいましたが、尊敬します。
荷物が重いうえに、寒い中のテン泊。すごいですね。

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