スポンサーリンク

2020年 裏銀座(七倉より) 三俣山荘・水晶小屋泊

スポンサーリンク
スポンサーリンク
登山
スポンサーリンク

今年の山は例年と勝手が違います。
まず、ほとんどの山小屋が完全予約制である事。
理由は感染対策のため、利用者の数を制限しているため。(今までは、稜線上の山小屋は「避難小屋」役割もあるために、訪れた人全てを受け入れる事になっていた。)
インナーシーツや寝袋(シュラフ)、枕などの持参の必要がある小屋がほとんどである事。

そして登山者も、2週間前から体調管理・検温を実施し、少しでも体調に不安がある場合は絶対に入山しない事や、無理な計画を立てない事が求められています。(無理な計画を立てないのは今年に限らずですが)

今年はそんな悲しい年ですが、今年の年明け頃から計画を立て、2月には小屋の予約を取っていました。

出発日は7月22日(水曜日)平日ですが夏休みを1日使って連休前の出発でした。
この日は夜中に雨が降りましたが朝から良い天気。日焼けするほどのお天気でした。

七倉を午前3時に出発。(熊鈴必携です)
暗闇ですが、天の川までくっきりの星空が綺麗でした。
七倉のところの山の神トンネルは距離が長く、昼間は明かりがついていますが、夜中は消灯され暗闇です。
照射の強めのヘッドライトがあった方が良いです。

高瀬ダムまでは山の神トンネルは怖いので走り抜けましたが、そこを過ぎたら急ぎ足で1時間ほど。
ダムを抜け、濁沢に着く頃には少し明るくなって来ます。

ブナ立て尾根は、烏帽子小屋・野口五郎小屋の方たちが整備しれ下さっていて、とても歩きやすい尾根です。が、有名な急登なので、長距離&急登のトレーニングをしてない人が登ると・・・疲労による行動不能となる可能性が高いので注意です。

烏帽子小屋・野口五郎小屋も完全予約制、濁沢・烏帽子小屋のテント場は今年は利用できません。

烏帽子小屋を過ぎると、絶景の始まりです。

水晶小屋まではひたすら美しい稜線を歩きます。
途中岩場が続きますが、それもまた楽しい。
時期が少し早い時や年によっては雪渓を通過しなければならない部分も出てきますが、今年は雨が長かったので、雪渓は登山道にはありませんでした。

野口五郎岳・真砂岳を過ぎた辺りから水晶小屋が見え始めますが、見え始めてから到着するまでが長い!
「見えてるのに中々着かない」という感じです。

水晶小屋を過ぎると今度は雲ノ平山荘が見えてきますが、見えていてもすごく遠回りするので時間が掛かります(笑)
(今回は雲ノ平山荘へは行かなかったですが、行った事もあります)

今回は、黒部源流をみたくて、「源流ルート」にて三俣山荘まで。
これがとても厄介でした。
このところの降雨(前日も降っていた)のと、雪解けの影響で沢の水量が多く、登山道まで水浸し。
マップには渡渉の事は一切書かれていなかったのに、渡渉が10回以上ありました。
渡渉点の中には、飛び石で渡るのが困難な場所もあり、かなり難儀しましたが、水がとにかく綺麗で。

水量が多く、「最初の1滴」は分かりませんでした(笑)

三俣山荘周辺は沢が流れていて水が豊富。
お水は無料でいくらでも頂けます。
足を浸けてみたら、めちゃくちゃ冷たくて足がキーンとしました。

小屋での食事についてですが、
三俣山荘・水晶小屋共に、小屋の燃料輸送などの関係で、基本は「素泊まり」で、小屋での食事は「食材全てを持ち込む完全自炊」または「小屋からは食材の提供」と「宿泊者はバーナー・クッカー・食器の持参」での「自炊」のスタイルに。
夕食セット1800円(オリジナルジビエ丼パウチ・アルファ米パック・フリーズドライ味噌汁・サラダなどのおかずセット・お茶)
朝食セット1500円(アルファ米パック・おかずの盛り合わせ・フリーズドライ味噌汁・お茶)

三俣山荘では、深夜からの登山開始で疲れていたので、夕食後はすぐに寝てしまいました。
翌日は、夜中から暴風雨。
黒部五郎岳に行ってから水晶小屋へ行く予定でしたが、予定を変更し、
鷲羽岳を経て直接水晶小屋へ。
展望の良い鷲羽岳ですが、何も見えず、、、水晶小屋にはとても早く到着しちゃいました。

水晶小屋はこの日が小屋明けの日。
前日にフライングで宿泊した人もいたようですが、一応小屋明け一番乗りでした(笑)

軽食などの提供は今年は無しなので、お昼は念のために持参しておいた自炊セットで。
そして午後は、天気が悪くて寒いのと小屋明け初日だったからかな?お汁粉のサービスをして頂きました。(とても温まりました)

夕飯は小屋で準備していただいた自炊セット。
せっかく準備していただいてるのだから、完全な素泊まりではなく、食材は小屋にお世話になりました。

水晶小屋の小屋番さんにプロのウクレレ奏者の方がいらして、夜は演奏会を披露してくれました。
ここでこんなに素晴らしいウクレレが聴けるなんて、感激でした。

三俣山荘・水晶小屋共に小屋番さんたちはとても暖かくて良い感じで、夜はたくさんお話をさせて頂いて、ますます水晶小屋のファンになりました。
そして、小屋T買ってきました(笑)

3日目は元々の予定は水晶小屋を早朝出発して烏帽子を越えて船窪小屋まで一気に行く予定でしたが、途中の船窪岳山頂付近で崩落が起きたため(上高地でも被害の大きかった豪雨でなったようです)登山道が通行止めになり、船窪小屋はキャンセルし、烏帽子小屋からブナ立て尾根を経て下山となりました。

裏銀座はとてもお花が多く、ここでは載せきれないので、別のページにお花を載せます。

スポンサーリンク
登山
スポンサーリンク
らいちょうをフォローする
らいちょうブログ

コメント

タイトルとURLをコピーしました