2021年10月9日〜11日。3日目とても天気が良く、気温も高めで、行動中は半袖で過ごしました。
この時期なので防寒着は多めに持って行きましたが、朝晩もあまり冷え込まなくて快適でした。
下ノ廊下は転落死亡事故の多いところですが、富山県警察や阿曽原温泉小屋の発信する情報をしっかりと頭に入れ、気を付けて歩けば落ちません。
「黒部に怪我なし」←事故が起きたら怪我では済まないという意味です。

ここからは時系列で。
扇沢始発の電気バスに乗りました。黒部ダム到着は7時10分前ぐらい。
登山口への出口のところには山岳指導員が常駐していて、登山届が未提出の方はここで書きます。









水しぶきが結構飛んできます。
しばらく歩くと、真砂沢への分岐点に来ます。
時々分岐を見落として、そのまま真っすぐに真砂沢方面へ行ってしまう方がいるようですので、気をつけましょう。
下ノ廊下は分岐から右下の道へ行きます。












バランスを崩して落ちてしまったら、ヘルメットをしていても助かりませんから。









整備がとてもよく行き届いています。
整備が終わる前は一般の人にはとても歩ける場所ではありません。





番線に手をかけてバランスを崩さないようにします。




でもこれのおかげで一般の人も下ノ廊下を歩く事が出来ます。
ダムの建設の条件として、毎年関西電力が巨額を投資して下ノ廊下を整備してくれています。


仙人ダムの辺りはauの電波がとてもしっかりとあり、画像も余裕で送信出来ます。
docomoやSoftbankは全く通じないようです。




ほんのり暖かくて硫黄の匂いがしています。




施設を出て阿曽原温泉方面は急登がしばらく続きます。
結構キツイです(笑)
阿曽原温泉小屋は営業期間のみ建てられる仮設のプレハブ小屋です。
建てたままにしておくと、雪崩で小屋が谷の方へ飛んでいってしまうそうです。




たくさんの女性に写真撮って下さいって大人気でした(笑)




小屋から結構下ったところにあり、時間で男女入れ替え制です。


カレーはお替り自由です。
コロッケはアツアツでした。
食事は6時から、人数が多い時は30分交代で。




2日目は阿曽原温泉小屋〜仙人ダムまで戻り、施設内を再び通って雲切新道〜仙人池ヒュッテまで。
阿曽原温泉小屋からは登って下って仙人ダム。
仙人ダムから仙人池ヒュッテまでは標高差1200ぐらいあります。


朝から半袖です。






そして急登の区間がとても長いです。
ひたすら登りです。






そのお陰で今回はここを通る事が出来ました。




仙人池を過ぎてしばらく登ったところで防災ヘリが。
仙人ダムの方から飛んできました。
仙人ダムの丸太橋から10分ほど上がった辺りで、少し前にすれ違った10名ほどのツアーの人が転落されたみたいで、残念ながら助からなかったそうです。


報道では福井県の防災ヘリって書いてあったけど、この赤い防災ヘリは富山県のツルギだと思う。
仙人池ヒュッテまではコースタイムが9時間近く。
到着が2時は過ぎるだろうと思っていたら、12時過ぎに着いちゃいました。
早くに到着してしまいましたが、受付させてくれて、すぐに入浴もさせてもらえました。


仙人池ヒュッテは雪の重みで小屋が傾いてしまったみたいで。






ラッキー😊


仲間や家族など一緒に入る場合は3名ぐらいは入れます。
石鹸は使用不可です。










仙人池ヒュッテの食事は、山小屋では珍しく、全て手作りです。(お豆腐まで手作り!)
しかもとても美味しかった。


この他に、ひじき煮・きんぴらゴボウ・昆布煮・イカ墨の塩辛は好きな分を取り分けて頂けるようになっていました。


3日目は仙人新道から二股吊橋、真砂沢分岐〜内蔵助平〜内蔵助谷分岐〜黒部ダムまで。
ここもコースタイムが9時間以上で、ダムへの到着は急いでも2時は過ぎるだろうと思ったら12時に到着出来て、12時5分の電気バスに乗る事が出来ました。




朝日が当たって綺麗。








シーズン中のみで、小屋の営業が終わるとすぐに撤去されます。


岩壁に張り付くように移動で、下は激流です。


落ちたら・・・即死ではないかもだけど、助からないかも。。。


真砂沢ロッジが設置してくれていて、やはり営業が終わるとその日のうちに撤去されます。
今回は、営業最終日だったので、その日の午後には橋はもう無い事に。
設置の時期や撤去日は小屋に確認。






それでも仙人ダムでは家族に連絡を取ったりして大休止を入れてます。




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