正直言って、私は山登りがしたい。
でも我慢しています。
しかし、一部の登山者は登っているようです。(山によっては駐車場がいっぱいとか。)
「みんなが自粛して空いているから、密にはならないから、自分一人ぐらい登っていても大丈夫だろう」
「他にも登っている人がいるから自分も」
「マイカーなら密にならないから大丈夫」
「医療に負担?自分は絶対遭難なんてしないから大丈夫」
「登山客がいないと商売が成り立たないのはかわいそうだから、自分が立ち寄ってお金を使ってあげよう」
など、色んな言い訳をして登っているみたいです。
「自分一人ぐらいなら大丈夫だろう」と100人の人が思ったら、100人入山しちゃいます。
「あの人が登っているから自分も」とみんなが思ったら、どんどん連鎖して、誰も自粛しなくなるでしょう。
なぜ、自粛の必要があるのか。
単に「3密にならないようにするため」だけでなら、ここまで自粛と言われる事もない。
・大勢の人が登山をして、人が密集したら、当然感染のリスクが上がる
・医療がひっ迫しているにも関わらず、遭難→救助→入院となったら、更に医療をひっ迫させてしまう
・登山者が無症状感染者や発症前の感染者だった場合
登山口のある街や山小屋で気づかずに他人に感染させてしまう(ウイルスをばらまく)
登山中に発症したら、数時間で重症化する可能性がある(山では必要な医療は整っていないので、下手すると救助前に命を落とすかも)
遭難して救助されたとき、救助隊に感染または自宅待機とさせてしまう(これはその山域で救助の機能が無くなってしまう事となる)
実際に遭難事故が何件も起きている。
八ヶ岳・阿弥陀岳で起きた滑落遭難事故は、この時期(残雪の時期)にあのルートを行かれるのだから、熟達者だったと思われます。
当然「自分は慣れているから絶対遭難なんてしないから大丈夫」との思いで登られたと思いますが、滑落しました。
しかも、一時は感染の疑いのある所見が見られ、救助隊が一時待機となりました。
栃木の男体山での遭難も、道迷い、滑落により靴が脱げ凍傷を負うという結果に。
今年は自粛で登山者が少なく、トレースは無かったと思われる。
その登山者は、ルートファインディングの出来ないレベルだったから道迷いをしたのだと思いました。(要はトレースが無ければ歩けない)
更に残雪の時期に見合わない装備(靴)だったから脱げてしまったのでしょう。
冬靴は、滑落して脱げるような靴ではないので、春山向けか、トレランなどのローカットシューズだったのでしょう。
登山口には「閉鎖」と書かれていたにも関わらず、自分は大丈夫と思ったのか、もしくはここまで交通費をかけてきて引き返すのはもったいないと思ってしまったのか・・・。
例年のゴールデンウィークよりも、登山者が激減しているにも関わらず、遭難者の数はそこそこ出ています。
一部の自粛出来ずに登っている人たちは、考えの甘い人が多いのではないかと思います。
プロの登山者や、考えのしっかりしている登山者は、今は我慢しています。
一部の人達が我慢できずに入山してしまう。
そのような人がいるから、登山口の駐車場や登山道を閉鎖せざるを得ない状況。(我慢の出来ない人が居なければ、閉鎖する必要もないのに)
残念ながら、駐車場を閉鎖していないところには人が集まってしまっている状況。
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