広河原~大樺沢~北岳~肩の小屋~白根御池小屋~広河原
北岳は10月下旬になると、いつ雪が降ってもおかしくない気候になります。
南アルプス林道が冬季通行止めになる前の最終の週末に行きました。
前日に冠雪があったようです。
芦安駐車場より、始発乗り合いタクシーにて広河原まで。
6時10分広河原スタートです。
下の方は水が流れていましたが、少し上がっていくと凍りついています。
とても寒いです。
八本歯のコルのまであと少しのところでは氷瀑になっています。
ここを通過しなければならず、アイゼンを履いていても這って歩くほど怖いです。
慎重に慎重に通過しました。
八本歯のコルを過ぎると雪が出てきました。
草は霧氷が着いています。
山頂ではガスが出ていて、残念ながら視界は良くありませんでした。
ただし、風は弱く、時々雲が薄れて日が差していました。
山頂を通過してからは雪がどんどん増え、20センチ以上は積雪がありそうでした。
雪のある北岳は林道閉鎖直前のこの時期にしか見ることは出来なくて、とても貴重です。
しかし、冷え込みと雪で、登山客は少なく、静かで快適です。
肩の小屋周辺は凍り付いてカチカチ。
小屋は営業を終了していましたが、冬季トイレは使用できます。(紙もあります)
気温は-5℃で、自分の髪にも霧氷が着いてきます。
ガスが出てるのは山頂付近だけで、少し下ると晴れてきて素敵な景色が。
来てよかったと思える瞬間です。
下の方ではまだ紅葉が美しく色づいていました。
雪山の経験があって、北岳を日帰り出来る体力のある方限定にはなりますが、この時期に行くのもとても良いです。
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